作成日:2022年8月20日
⽇⽐⾕花壇がお⼿伝いしたお客さまの実例
ご葬儀の約1年ほど前、病院より余命宣告を受けられたご主人さまの望む形でお別れできるように、奥さまは葬儀に関して事前に情報収集を始められました。1番のご希望は故人さまの好きな音楽であるモーツァルトのレクイエムを流すことでした。
ご親戚なども安心できる仏教形式のお葬式の中で、故人さまの好きな音楽を演奏できる式場選びをしました。最終的に、恵比寿駅からも近く、光の差し込む明るい日比谷花壇お勧めの式場である「泉明寺(せんみょうじ)」をお気に召していただき、こちらで家族葬を執り行うことに決められました。当日の様子をお写真とともに振り返りたく存じます。
規模 | 50名程度 |
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式場 | 麻布山 泉明寺 |
宗教形式 | 仏式 |
花祭壇 | オリジナル花祭壇 |
お客さまのご希望はあくまでも家族葬なので華美にしすぎることなく、けれども明るく優しい花色で、生き生きとしたお花を活けこんでほしいというものでした。花だけではなく、季節のグリーンもナチュラルに挿しこみ、やわらかい曲線で、瑞々しい装花をさせていただきました。
ご親戚から頂いたご供花は立札をさした一般的なバスケットのアレンジメントではなく、祭壇のまわりにガラスの花器の活けこんだ装飾など、祭壇装飾全体にマッチするアレンジメントにさせていただきました。
またご供花を使って祭壇の装飾だけではなく、受付コーナーの装飾、会場入り口の看板装飾にもお花を使わせていただきました。入口から式場まで明るいお花で結ばれて、「おもてなし」の心がこめられた柔らかな空間に仕上がりました。
お花とともに、故人さまの思い出の写真、ご家族とのお写真など会場にはパネルに飾ったお写真も展示されました。開式までの時間、参列されたご親戚もそれをご覧になりながら、思い出を回想されて時折笑顔が生まれる瞬間もありました。
ご親戚がお集まりされて開式のお時間を迎えました。お花に包まれ、ゆったりとした空間の中で、導師による読経が開始されました。ゆっくりとご親戚の皆さまにお焼香をしていただきました。
導師のお経が終わり、お焼香がお済みになったところでバイオリンとチェロによる生演奏で故人さまのお好きであったモーツァルトのレクイエムの演奏を行いました。故人さまへの感謝の気持ちを込めた演奏をご家族、ご親戚はゆったりと聞き入っていらっしゃいました。
レクイエムの演奏の後、セレモニーの締めくくりとして喪主さまから故人さまに感謝の気持ちを込めたバラの花束をお棺に手向けていただきました。この後、ご親戚への感謝のお言葉をお話しいただき、ご出棺となりました。
会葬者は親族のみで10名程の予定でしたが、故人の仕事関係のご弔問が多く、通夜は50名程の会葬となりました。柔軟な対応をしてくださったことに感謝します。
葬儀終了後、「親戚からも立派だったと言われましたし、音楽を流した望み通りの形の式になり、本当に良い式だったと感じております。本当にお願いして良かったと思っております。ありがとうございます。」とのお言葉を頂きました。