ご家族と幾度か事前のご相談を行い、おおよその内容や進行について打合せしておりました。また、ご希望の式場見学も済まされ、万が一の場合にも慌てることのないようしっかりと準備を整えられました。“華美な装飾はいらない。本当に気心の知れた近親者のみで、ゆっくりとお別れの時間を過ごしたい”とのご要望を伺い、その上で一つずつ入念にプランニングいたしました。
1日目は、納棺の儀とご会食の時間をメインとしたスケジュールといたしました。儀式的要素を割愛し、宗教色のない自由なお別れスタイルのもと、故人のお好きな大輪のユリと濃淡のピンクのバラを散りばめた花祭壇を設えました。市内ホテルの洋風懐石を手配、おいしいお食事を召し上がりながら想い出話に花を咲かせ、故人との最期の夜を心ゆくまでお過ごし頂きました。
2日目は、花入れ・お別れの儀の後ご出棺。ご火葬後、直接市内ホテルに向かいご会食というスケジュールのもと、ホテル会場の準備から飲食関係の手配までお手伝いさせて頂きました。ご家族がお集まり頂いた方々に温かいお食事を振舞われ、最上級のおもてなしをされました。セレモニーも宗教色もないシンプルな葬送スタイルで故人に対する想いがカタチとなりしっかりと感謝を伝えられるお別れとなりました。
昨今は少人数での家族葬が多くなり、葬儀後にホテルやレストランなどでご会食をされるケースも増えつつあります。日比谷花壇では、お取引のある市内ホテルでのご会食に関するお手配から、小規模なお別れセレモニーのご提案まで、従来の慣習だけではない新しい葬送スタイルのサポートも行っております。