セレモニーは行わない形でのお別れでしたが、故人の希望を実現した心温まるお別れをご紹介いたします。ご家族、ご親戚やお孫さんがお集まりになってのお別れでした。祭壇前には故人がお好きだったお菓子や果物をお供えいたしました。
花祭壇は白・グリーンを基調としながら、ユリを重視して、故人がお好きだった薄い紫やピンクのお花も織り交ぜ、故人らしさが垣間見える装飾をいたしました。
故人はユリがお好きな方でした。お写真の前にもユリをご用意し、お好きだったお花でお包みしました。
祭壇のおそばにテーブルを設け、読書がお好きだった故人の愛読書をお供物とお花と共にお飾りいたしました。
最期の夜にはセレモニーは行わず、お食事をとりながら思い出話を語っていただく場としてお過ごしいただきました。皆様の語らいの際には故人のお顔をご覧になられて、別れを惜しんでらっしゃいました。故人を思いながら過ごす皆様のお気持ちが何よりのご供養となります。
翌日は、祭壇のお花を皆様で手向け、愛読書をお棺にお納めして、最期のお別れとなりました。