桐ヶ谷斎場にてご家族、親族を中心に9名という小規模な家族葬をお手伝いさせていただきました。
お打合せの中で亡くなられたお父様のご葬儀だけでなく、この機会に、ご事情でしっかりとご葬儀ができていなかったお母様の3回忌のご法要も執り行いたいというご希望が有りまして、私どもからお寺様にご相談し、ご夫婦のご供養をするお葬式になりました。
大切にされていたメリーゴーランドのアンティークのオルゴールが素敵な音色で、会場内がとても柔らかな空間になりました。
祭壇には仲のよかったご夫婦のご遺影もならべ祭壇に飾りました。
「仲の良かった母とツーショットで父も父の葬儀に、急な母の三回忌の法要を営みたいという私たちの異例の希望にも柔軟で安心な対応をしてきありがとうございました」
と感謝のお手紙をいただきました。
沢山のバラ、ユリ、ピンポンマムで、洗練したイメージを演出しました。
「特に好きだったカサブランカは立派で感動しました。自宅飾り用に頂いたカサブランカも1週間以上たちましたが、今でも健在です」
というお褒めの言葉を頂戴しました。
人数は9名でも、お花や沢山の思い出のお写真を飾りつけ、会場はゆったりと落ち着いた仏式のご葬儀となりました。
お孫さんが書かれた手紙、大事にされていた辞書、思い出の家族写真など、大好きだったウイスキーなど故人に持たせてあげたいものをすべてディスプレーしました。
最後のお花入れのシーンです。オルゴールが流れる中、お棺の中は大好きなカサブランカの花々でいっぱいになりました。
「いつも聞いていたオルゴールの音が流れるなかで父は殊のほか安らかに見えました」
というご感想をお伺いしました。
決められた内容を形式的に進行するのではなく、故人や私どもに注がれるスタッフ皆様の温かい心遣いが感ぜられました。
また一般の葬儀で見られるアレンジメント(生花祭壇)はどこか馴染めずにおりましたが、日比谷花壇さんのアレンジは洗練されており、心に残りました。
本当にありがとうございました。