アクセサリーデザイナーのお嬢様よりご依頼をいただき、お父様のご葬儀をお手伝いいたしました。事前相談で「心から愛した札幌の地。森の中でもう一度ウォーキングを楽しんでもらいたい」とおっしゃられていましたので、式場として早稲田奉仕園ギャラリールームをご紹介し、オリジナルの花祭壇をご提案しました。デザイナーであられるだけに素材、色、全てにこだわりがあり、ご希望をひとつひとつ丁寧にお伺いしました。
花祭壇はオリジナルでご提案させていただきました。背景の壁には森林のスクリーンを、床には人口芝を張りあたかも森の中にいるような雰囲気を演出しました。
棺の周りをお花で飾り、花壇の中に棺が置かれているイメージの花祭壇となりました。
気品高い紫の色目をメインにして、お花はアジサイ、トルコキキョウ、ラベンダー、アジアンタムを使い、植生を生かしたデザインです。式場内はラベンダーの香りで包まれました。
思い出のお写真を式場内に沢山飾り、ご会葬の皆様をお迎えしました。お忙しい中、一枚一枚レイアウトを確認し、ご家族のメモリーをギャラリーにいたしました。
喪主様からのご挨拶の後、無宗教形式のご葬儀でしたので、お焼香の代わりにお好きな蘭(バンダ)の花を水に浮かべていただくという献花式をおこないました。
式場内は軽食を召しあがれるようしつらえ、故人様を偲びながらご歓談をいただき、ゆっくりとお別れの時間をお過ごしいただきました。
お写真をご覧になりながら、故人様との思い出のお話はつきません。
最後に祭壇をお花を摘み、棺の中に皆様でお入れいただきました。柩の中はラベンダーの香りとお花でいっぱいになりました。
奥様から最後の花束を手向けていただき、ご出棺となりました。
父は若かりし頃から、私に自分の葬儀について「宗教色のない家族葬に」との明確な希望を申しておりました。その約束を守り最愛の父の旅立ちを私なりの美学で見送りたい。日比谷花壇の皆様は、私のその思いに完璧に寄り添って下さいました。私の人生のどんな場面より辛く悲しい時間を気丈に乗り越えることができたのは、美しいお花の力、そして、母や私の心を優しく包んで下さる空間づくりを実現してくださったお陰です。最愛の家族を見送るという、言葉にできない悲しみを、そして、そののち悔いを残さないセレモニーをと願う母と私に日比谷花壇の皆様は「心の機微」を大切にした愛あるお別れの会を真心こめてプロデュースしてくださり心より感謝申し上げます。
日比谷花壇だけが特別に提携させて頂いた歴史的建造物のギャラリー空間です。 スコットホール講堂に隣接した半地下スペースにございます。内装・外観とも赤煉瓦の綺麗な式場です。キリスト教形式でも無宗教形式でもどちらでもご利用可能で、特に少人数でのご家族葬に最適な式場です。※仏式、神式ではご利用いただけません。また日曜日は早稲田教会の行事があるためご利用できません。
住所 | 東京都新宿区西早稲田2-3-1 MAPを開く |
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アクセス | 東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩約5分・出口2または3b 東京メトロ副都心線「西早稲田」駅より徒歩約8分 |
推奨規模 | 小規模1~30人 |
名称 | 席数 | 料⾦ | 備考 |
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ギャラリールーム(1日利用) | 20席 | ¥ 53,550 | 告別式のみ利用時の料金 |
ギャラリールーム(2日利用) | 20席 | ¥ 107,100 | 通夜・告別式利用時の料金 |