当初は式場で行う無宗教式の家族葬を予定していましたが、話し合いをするうちに「今は家族のだれも教会に通ってはいないが、以前母は教会に良く通って、聖歌を歌っていた。やはり教会の中で歌をたくさん歌って送るのが一番なのではないか」ということになりました。
そこで未信徒の方に対しても気持ちを汲んでいただけ、柔軟に対応していただける教会をご紹介する運びとなり、キリスト教形式のお葬式となりました。
キリスト教のお葬式はご家族にとって未経験のことばかりでしたが、牧師様が分かりやすいお言葉でお導きくださいました。
教会でのルールにのっとってお作りしている花祭壇です。
故人様やご家族が好きなお花の種類や色で飾ることができ、女性らしい色合いになりました。
ご家族が葬儀当日までに準備され、故人様の思い出がたくさん詰まったお写真やお洋服などが式場内に飾りつけられました。
「アメージンググレースをはじめ、子守唄のように式の途中の聖歌だけでなく式の前後にもたくさんの歌を聞かせてあげたい」というご家族の希望で、リクエストに応じて聖歌隊が歌を捧げました。
式の中で歌われる聖歌は、お母様がお好きだった曲を中心に、ご家族皆様で歌われました。
お孫さんたちがピアノ曲を献奏されたり、歌を独唱されたりと音楽でいっぱいのお葬式となりました。
「心静まる教会で、まるで音楽会のようなお別れができ、最後にいい時間を過ごすことができました」というご感想をいただきました。