目次
一日葬とは、通夜を行わない形式の葬儀のことです。
かつて多くの葬儀は告別式を行う前日に通夜を行いました。
通夜とは、故人さまが肉体を伴って過ごす最後の夜のことで、ご親族や親しい友人を呼んで通夜の儀式を行います。
もちろん、宗教的に意味のある儀式ですが、近年は通夜を行わず告別式のみを行う「一日葬」が選ばれるようになっています。
感染症の流行、核家族化や都市化を背景に、葬儀の規模は小さくなっています。その中で選ばれるようになった葬儀の形です。
高齢の方やお忙しい方がご親族にいる場合は、葬儀にかける負担が少なくなるメリットがあります。遠方からやってくるご親族にとっても負担が少ないスタイルです。
一方で、午前中に行われる告別式と異なり、夕方に行われる通夜なら参列できるという方もいらっしゃいます。より多くの方とお別れする時間を持ちたいという場合は、通夜を行う選択も視野に入れておくとよいでしょう。
また、告別式は火葬の時間が決まっているために葬儀の時間を延ばすことができません。思いがけず参列者が増えた場合にすべての参列者にご焼香いただけない場合があります。そのような事態を防ぐために、通夜と告別式を行うことで参列者を分散させるという役割もあります。
一日葬についてはこちらの記事もご覧ください。
一日葬とは?|日比谷花壇のお葬式>>
一日葬は、通夜がないこと以外は一般的な葬儀とかわりありません。
大きな流れは以下の通りです。
このページでは、一日葬の流れについて、順番に解説していきます。
■ご逝去(せいきょ)
病院で亡くなった場合
病院で亡くなった場合は、その場で医師が死亡診断を行い、一度霊安室などにご安置されます。
そのあとに葬儀社にご連絡をください。
死亡後の処置をするかどうかは病院によって異なります。
病院では、葬儀社から声をかけられることがあるかもしれませんが、「あらかじめ決めている葬儀社があります」と断っても失礼には当たりません。
葬儀社の多くは無料の事前相談を行っています。事前に相談しておくと、いざというときにあわてないですみます。
事前相談についてはこちらの記事もご覧ください。
お葬式の事前準備でできること|日比谷花壇のお葬式>>
ご自宅で亡くなり、その場で死亡診断が行えない場合は一度病院に搬送されたり警察にて検死が行われたりする場合があります。
その後病院や警察へ葬儀社がお迎えに参ります。
■搬送
ご遺体を病院や警察からご自宅や安置場所へ搬送します。
日比谷花壇のお葬式では24時間365日お迎えと搬送の対応をしております。深夜・早朝でもご遠慮なくご連絡ください。
■ご安置
安置(あんち)とは、故人さまにお休みいただく(=防腐処理を行い、保管する)ことを指します。
ご自宅の場合は、室温を低く保つことができ、弔問客に対応できるスペースがある部屋にご安置いたします。
ご自宅へのご安置が難しい場合は、ご安置専用の施設もございます。お迎えのお電話をいただく際にご希望をお伝えください。
安置専用施設では、施設によって面会することもできます。アクセスや面会の有無などもご希望があればお教えください。
お迎えが日中であればそのまま葬儀の打ち合わせを行います。
深夜・早朝の場合は、ご家族には一度ご帰宅いただき、一度お休みになってから再度打ち合わせのお時間をいただきます。
■打ち合わせ
お打ち合わせでは、以下のようなことを中心に決めていきます。
・訃報紙(逝去と葬儀の日程などをつたえるお知らせ)の内容
・葬儀の日数
・式場・火葬場(式場・火葬場の予約は葬儀社が行います)
・花祭壇、棺、ご遺影の額、お料理や返礼品など葬儀に必要な商品の確定
・葬儀後の供養に関する商品(手元供養品や位牌など)について
ご自宅へのご安置の場合はドライアイスの交換に何度か伺いますので、何度かに分けて打ち合わせを行うことも可能です。
■納棺
故人さまを棺に納める儀式です。
近しいご親族にご参加いただき、旅支度をしていきます。
納棺を行うタイミングはそれぞれで、ご遺体の状態や日程によって異なります。
■葬儀
告別式を行う前日に、故人さまを葬儀式場へ搬送します。
通夜は行わないので、火葬当日に告別式を行います。
葬儀の詳しい流れは宗教によって大きく異なります。詳しくは各宗教のページをご覧ください。
宗教別 お葬式の流れ|日比谷花壇のお葬式>>
告別式が終了したら、火葬場へ出棺(=移動)となります。
■火葬
施設によって時間は前後しますが、火葬には約1時間かかります。
その間軽食を取られる場合もあります。
火葬が終わるとご遺骨を骨壺に納めるために「収骨(しゅうこつ)」を行います。近しいご親族やご友人にご参加いただき、みなさまでご遺骨を納めていきます。
■精進落とし
「精進落とし(しょうじんおとし)」とは、葬儀が終わった後に参列者で食べる食事のことです。
かつては仏教の考え方をもとに、家族が亡くなると四十九日までは魚や肉を含まない精進料理を食べていました。忌が明けると精進料理から普通の料理に戻すという意味で「精進落とし」と言われていました。それが転じて現代では葬儀の後に食べる食事を精進落としと呼んでいるそうです。
葬儀の縮小化に伴い、精進落としを行わない場合も増えています。また、その場で食事をするのではなく、お弁当としてお持ち帰りいただくこともあります。
食事の形式や内容も様々な種類からお選びいただけますので、葬儀のお打ち合わせの際に決めます。
参列者のスケジュールや喪主様のご意向で決めていただいて結構です。
■アフターサービス
日比谷花壇のお葬式では、葬儀のあとに行う必要がある手続きや片付け、供養の全体をサポートしています。
具体的には、
・相続
・遺品整理
・墓/霊園/納骨堂/樹木葬
・仏壇/手元供養
などの専門業者をご紹介いたします。
わからないことがあればなんでもお聞きください。日比谷花壇のお葬式の終活担当者がお答えいたします。
日比谷花壇のお葬式は、病院へのお迎えから葬儀の打ち合わせ・進行、アフターサービスまで一貫してお手伝いしております。
お電話による事前のご相談も可能です。
ささいなことでも、初めてのお電話でもかまいません。
フリーダイヤルよりお電話ください。24時間365日受け付けております。
お急ぎの方はこちら>>
また、初めて喪主となる方でも安心してご依頼いただけます。
葬儀については「初めての方へ」のページもごらんください。
はじめての方へ|日比谷花壇のお葬式>>
資料をご請求いただいた方には、以下の資料を葬儀とわからない封筒でお送りいたします。
・すべての商品の価格が掲載されている総合カタログ
・葬儀が最初から最後までよくわかる日比谷花壇のお葬式がわかる本
・オリジナルクリアファイル
日比谷花壇のお葬式は、首都圏の約500式場・関西の約700式場でお葬式を行うことができます。
ご自宅近くの斎場・葬儀場や、ご希望の花祭壇から葬儀の相談を始めることも可能です。
葬儀場を探す|日比谷花壇のお葬式>>
花祭壇|日比谷花壇のお葬式>>
また、日比谷花壇のお葬式では、一日葬のご依頼を多く承っております。
こちらのページでは、一日葬について詳しく説明しています。